アスキースティックFTをいじる

Kermitt2006-02-09

以前に近所のハードオフにて捕獲。315円だった。
光学式レバーを搭載していて感度は中々の物だが何分レバーが重いのが難点。
振動機能についてはモーターがヘタっているのか、殆ど動作せず。

本体に接続してみれば認識したりしなかったりで、コネクタが接触不良だったりとジャンク相応のブツであった。

しかしながらレバーとボタン配置が業務用に近い設計になっているのは中々魅力的。
そこで各方面のサイトを参考にしながら、以前からやりたかった業務用パーツへ載せ換えてみる事にした。


内部の基板を取り払い、まずは上蓋に貼り付けてあったプラスティック製のシートをベリベリと剥がす。
鉄板に残った粘着物が中々取れず、傷を沢山とつけてしまったが取り敢えずベタベタしなくなった。



ついでに上蓋を外すとこんな感じ。ボタン側が左下にえぐれているのは何故なんだ。


取り敢えずこのままの状態では鉄板側にサンワのOBSN-30が取り付けられられないので、ボタン用の穴をそれぞれ2mmほど拡張しなくてはならない。


相当面倒な作業だが、こんじょだこんじょ!とヤスリで気合を入れてガリガリと削る。
同様に、右上の四角いスタートボタン用の穴も彫刻刀などを駆使してヤスリで整える。こっちは楽。



内部配線図。なんとか収まった。ファストン端子に統一感がないが、メンテナンスは楽になったと思うのでよしとしたい。
基板は右下に収納、セガ純正スティックの物と取り替えた。

レバーはサンワ電子のJFL-TP-8Y。
一旦ばらしてから挟み込むようにして取り付ける必要があり、台座側のネジ山が邪魔をして固定出来ない為、この部分をヤスリで5〜6mm程削ってからはめ込んだ。



そして完成
パーツの配色はスパイクアウトのを参考にしてみた。
天板のセネカ姉妹仕様のスキンはダイソーの4枚で100円のA4サイズの光沢紙と、3枚で100円のカラーバーファイルを切断して重ね合わせて取り付けた。
多少文字位置がずれてしまったが面倒なのでここでは妥協する。



思ったよりも若干レバーが長い感じがするが、当然ながら操作性は随分とナチュラルになった。ハニーのキャットホイールも出易くなったし、サイヴァリア2での縦ローリングも苦にならない。
ただ悔やまれるのはビジュアルメモリを内部に収納してしまったために、ビジュアル的に幾分淋しくなってしまった事だろうか*1。これは何とかしたいところ。

結果的には8,000円近く費やす事になったけど、なんだかんだ楽しめながら作れたので取り敢えずは大満足という事にしておきたい。

*1:写真に刺さっているVMはオマケ